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「ギャッベ」について知ろう|パート② ーギャッベが出来上がるまでー



「ギャッベ」の製作工程について詳しくお話します|
パート② ーギャッベが出来上がるまでー

ペルシャ絨毯&ギャッベコレクション展が、いよいよ3月15日(土)から3日間、パセーラ1Fの特設会場で始まります!

【ペルシャ絨毯&ギャッベコレクション展】前に「ギャッベ」について大まかに知っていただけるような簡単な特集を作ってみました。今回はパート②の-ギャッベが出来上がるまで-についてお話しします。

自然が染める、ギャッベの美しい色彩

ギャッベの魅力は、すべて自然界の天然素材を使用して作られた絨毯だという事。

羊を洗い、バリカンで毛を刈り、原毛を一つ一つ紡いで撚り、毛糸にしていきます。

染色は、天然の草木染め。植物の葉や茎、根、実など、自然界にある天然素材を煮出した液に原毛を浸し、加熱することで毛糸に色を付けていきます。天然の草木染の染色は、使い込むほどに味わいを増し、色褪せすることも少ないのが特徴です。(※科学繊維で染めてあるものは、紫外線などで早くに色褪せしてしまいます)

柿渋、よもぎ、ウコン、ベニバナ、アカネ、クルミの皮、インディゴなど
自然界の天然材料を使用して染色

染色に使用する主な天然材料は、柿渋、よもぎ、ウコン、ベニバナ、アカネ、クルミの皮、インディゴなど。下のような植物や鉱物からさまざまな色を生み出します。

素材(染料)出せる色
インディゴ(藍)青・紺
クルミの殻・樹皮茶色・焦げ茶
ザクロの皮黄色・黄土色
赤・橙・ピンク
ナンバンアイ(アカネ科の植物)赤・朱色
ブドウの葉
ウコン(ターメリック)鮮やかな黄色
天然の羊毛(染色なし)白・ベージュ・グレー・黒・茶色

染色しない 天然の羊毛をそのままに織ったよりナチュラルなギャッベ

なかでも、白・ベージュ・グレー・黒・茶の色は、染色せず天然の羊毛を使ったナチュラルなギャッベというのもあります。

イランの羊は、真っ白なものだけでなく、茶色やグレー、黒に近い色、焦げ茶色など、実に多様な毛色を持っています。その自然な色を生かして織ると、もともとの毛色の違いによって微妙な濃淡が生まれ、独特の風合いが生まれます。

また、染色をしないことで柔らかな手触りとなります。

織り手の感性と心のままに 結ぶ、唯一無二のギャッベ

ギャッベは、決まった図案を持たず、織り手の感性と心のままに結び上げられていきます。(対してペルシャ絨毯は図案があり、その通りに結んでいきます)

一つひとつの結びに、織り手の想いが込められ、その時々の気持ちや風景、家族への愛が映し出されるのです。自由な発想で生まれる模様は、どれひとつとして同じものがなく、まるで大地に描かれる物語のよう。即興の美しさと温かみが詰まった、唯一無二の芸術がギャッベの魅力です。

これで予習はバッチリです!

次回は、「ギャッベ」について知ろう|パート③ ー模様にはどんな想いが込められているの? ギャッベに描かれたシンボルの意味を紐解く―です。 次回特集もお楽しみに!


入場は無料です。どなたでも気軽にご来場いただけます。
迫力の品揃え!様々なサイズ、工房のペルシャ絨毯・ギャッベが一挙にご覧いただけます。

<<来場特典>>
事前に来場予約をされたお客様に限り、座布団サイズの【ミニギャッベ 30×30cm】、【ペルシャン更紗 135×200cm】、ミニサイズの【キリム 50×70cm】のいずれかを1,000円で買えるお得な来場特典付き!(ひと家族様につき1アイテム限り)

詳しくはこちらからお問い合わせください。
お電話のご予約は【082-962-0700(アサヒ家具サロン パセーラ店 / 基町クレド・パセーラB1F)まで 】

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